だいたい午前中の時の日誌
〜発表の日〜
この日はすばる望遠鏡についてテーマ別に自分達が日本で調べてきたことを、現地スタッフの臼田さん達の前で観測所の会議室をお借りしてみんなで発表する日。今思えば、出発前はこのための準備が一番大変でした!4年生達は日々の研究の合い間をぬって(いや…むしろ出発3日前からはコッチを優先!?)、3年生達もいつもの講義を受けながらも、先輩と後輩が二人一組で一丸となってそれぞれが準備に専念してました。
各ペアのテーマは以下の通り。
・アルデバラン & ベテルギウス…すばる望遠鏡(本体)について
・リゲル & カペラ …すばる望遠鏡の観測装置について
・アルビレオ & ポルックス …すばる望遠鏡の観測成果(銀河系内)について
・シリウス & プロキオン …すばる望遠鏡の観測成果(銀河系外)について
・カノープス & デネブ …ハワイの歴史、自然、文化について
時間は各テーマごとにそれぞれ発表:15分+質疑応答:5分=計20分。一緒に研修へ来ている仲間とはいえ、いざ全員の前に出て発表するのは結構緊張した・・・。
私的なことを言えば・・・予定では10分ちょっとで終わるはず(正確には「終わってしまう」(焦))の発表も、質疑応答で臼田さんご夫妻によって自分達ではわからなかったところまで丁寧に解説していただき、結局一組あたり30分ぐらいかかってこの日だけでは全員が発表を終えることができませんでした↓
やむを得ず発表できなかった2組は次の日に持ち越しです。その後はImiloa天文学センターへと向かいました。
筆者
だいたい午後の時の日誌
☆Imiloa天文学センター 〜それは、宇宙好きな人の楽園〜
クオリティがとても高いプラネタリウムや展示品!星や宇宙が好きな人はとても楽しめるし、そうでない人は星や宇宙のことが好きになる!そんなところでした。
カフェでのお昼ごはんも美味しかったです!
☆プロジェクトMauna Kea
(プロジェクト○風に読んでください♪)
3日目にしてついに我々は、Mauna Keaの登頂に挑んだ。標高は4205 m。苛酷な挑戦になることは皆分かっていた。しかし、弱音を吐く者は誰もいなかった。HiloからMauna Keaの山頂までは、車で1〜2時間だ。運転手はFred。我々はFredに命を預けた!頼んだFred!
頂上を一気に攻めるのは、極めて危険な行為だ。我々は、標高2800m地点にあるOnituka Visitor Centerで休憩をとった。ここでお弁当が配給された。体力を回復させるために我々は必死で食べた。長谷川隊長がフルーツを用意してくれた。フルーツは我々を潤し、脳を活性化させた。
さぁ、ラストスパートだ。我々は再びてっぺんを目指して一気に走り出した。道が未舗装になり、激しい揺れが我々を襲った。生まれて初めて鼻血が出てしまった隊員もいた。挫けそうになった。しかし、道中遭遇した珍しい銀剣草という植物が我々を大きく変えた。この植物は厳しい環境の中で育ち、40年に1回花を咲かせ、枯れる。銀剣草も頑張っているんだ。我々は、再び奮い立った。
13基の天文台群が現れ、いよいよ頂上が見えてきた!いけるところまで車で登ったら、後は徒歩で山頂を目指すしかない。ありがとうFred!車を降り、我々は徒歩で山頂を目指した。空気が薄い!意識が朦朧とし、足がふらふらする。そんな中、我々は一歩ずつ着実に登っていった。そしてついに全員での登頂に成功した。はるか下に雲海が見えた。山頂からの夕日が目にしみた。
おわり。この話は(一部を除き)フィクションではありません。
筆者
だいたい夜の時の日誌
マウナケア登頂後、またまたOnizuka Visitor Center に戻ってきた。予定では、ここで天体観測☆みんなマウナケアで見る星空を楽しみにしてたから自然にテンションも上がる!!・・はずが・・空はまさかの曇り・・星空よ、いずこへ・・。
もうがっかり。レンタカーの返却時間から、ここで粘れるのは1時間半くらい。晴れることを祈ってひたすら待つ。北山先生からは、「みんなの日頃の行いのせいかなー(笑)」と言われてしまった(笑) でも、この時車内で爆睡している子もいた(笑)
が、1時間くらい経った時、なんと!空がだんだん晴れてきてまさかの星空が!みんな半ば諦めムードだったから嬉しかったー。今度はマウナケアの神様ポリアフが助けてくれたのかも。ありがとー♪
星が見えればみんなのテンションも元通り!Visitor Center の方が口径40cmの望遠鏡をセットしてくださったので、いざ天体観測へ。アンドロメダ銀河M31、こと座の惑星状星雲M57、月、木星とガリレオ衛星、はくちょう座のアルビレオ(二重星)など普段見ることの出来ない天体を時間ぎりぎりまで楽しめた!更に長谷川さんの星空解説も素敵で大満足!やっぱり星ってすごい!元気をもらった感じ♪
さて、車は行きと同様に起伏の激しい道をかなりのスピードでホテルへ。残念だけど、ここで長谷川さんとはお別れ。
二日間素晴らしいガイドをしてくださり本当にありがとうございました!
まだ明日発表が残っている組や宿題が出た人もいたので、今夜は真面目な感じに。明日発表の人頑張れ!
筆者