News

 

2017年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度



2016.03.25

第21回(2016年) 日本物理学会 論文賞 受賞式

日本物理学会において、本研究室が参加する OPERA実験グループ が論文賞を受賞しました。



授賞式は2016年3月20日に仙台市泉区中央のイズミティ21 大ホールにて行われました。



授賞論文「Observation of tau neutrino appearance in the CNGS beam with the OPERA experiment」



掲載誌  Prog. Theor. Exp. Phys. 2014, 101C01 (2014)


受賞理由
 ニュートリノ振動とは、特定のフレーバー(電子型、ミューオン型、タウ型のいずれか)のニュートリノが時間とともに別の種類のニュートリノに周期的に変換する現象を言う。実験のタイプとしては、生成されたフレーバーのニュートリノ数がある距離を飛行した後に減少したことを観測する振動減少実験と、ある距離を飛行した後に別のフレーバーのニュートリノが生じたことを直接観測する振動生成実験がある。本研究論文では、国際共同実験OPERAの振動生成実験により、ミューオンニュートリノビーム中にタウニュートリノが有意な信頼度で生じたことを確立した結果が報告されている。他の振動生成実験としては、ミューオンニュートリノが電子ニュートリノに振動したことを観測した日本のT2K実験があるのみである。2015年のノーベル物理学賞の対象は大気ニュートリノや太陽ニュートリノなど自然界からのニュートリノであったが、本研究では加速器で生成したミューオンニュートリノが使用された。欧州ジュネーブにあるCERNのCNGSビームラインを用いてミューオンニュートリノのビームを生成し、それらを732km離れたイタリアのGran Sasso研究所で検出する。それらのデータの中に、過去に発表されたデータを含め、タウニュートリノの存在を示す合計4事象を観測した。これにより、ミューオンニュートリノからタウニュートリノへの振動現象を4.2シグマの統計的信頼度で初めて確立した。この実験における挑戦的課題は、多くのミューオンニュートリノ背景事象から、短い飛行距離しかないタウレプトンを通してタウニュートリノ事象を選別することであった。このため、高い位置精度で短い飛跡も測定できる原子核乾板技術が採用されたが、これは名古屋大学を中心とするグループが長年開発し続けている独創的な実験測定技術であり、これ無くしてはこの実験は実現できなかった。以上のように、本論文は、ミューオンニュートリノからタウニュートリノへの振動現象が4.2シグマの信頼度で確立したものであり、素粒子物理学における重要な課題であるニュートリノ質量やニュートリノ振動の解明を進めたものとして、日本物理学会論文賞にふさわしい業績であると認める。



授賞式の様子
2015_JPS_award_photo_01 2015_JPS_award_photo_01



外部リンク 日本物理学会 論文賞(2016年)







2016.03.25 日本物理学会2016年年次大会の発表について

日本物理学会2016年年次大会にて、本研究室から以下の6名が発表しました。



  1. 登壇者:福田努
    素粒子実験領域:2015年3月19日 ニュートリノの物理
    「7.J-PARC T60 実験:J-PARCでの原子核乾板を用いたニュートリノビーム照射実験」

  2. 登壇者:森元祐介
    素粒子実験領域:2015年3月19日 飛跡検出器
    「1.J-PARCにおける原子核乾板を用いたニュートリノビーム照射実験T60 extensionの準備状況」

  3. 登壇者:松尾友和
    素粒子実験領域:2015年3月19日 飛跡検出器
    「3.J-PARC T60実験:原子核乾板を用いた水標的検出器の解析」

  4. 登壇者:水沢萌
    素粒子実験領域:2015年3月21日 素粒子実験領域,ビーム物理領域合同 フレーバーの物理
    「11.OPERA実験でのタウ崩壊検出におけるバックグラウンドとなるハドロン反応の研究」

  5. 登壇者:庵翔太
    素粒子実験領域:2015年3月21日 粒子識別・測定器開発
    「3.A-RICH検出器で用いるAerogelのgapサイズに対する性能評価」

  6. 登壇者:大島仁
    宇宙線・宇宙物理領域:2015年3月22日 高エネルギーガンマ線
    「13.Ashra-1 大気蛍光撮像に向けたトリガー試験観測」

  7. 外部リンク 日本物理学会 講演プログラム(領域別)








2016.03.25

第15回(2016年)B2JS勉強会 ベストトーク賞の受賞

第15回(2016年)B2JS勉強会において、本研究室修士2年の庵翔太さんがベストトーク賞を受賞しました。受賞テーマは、「BellU検出器 A-RICH で用いるAerogelのgapサイズに対する性能評価」です。



第15回 B2JS勉強会@KEK 2016.2.26,27


受賞トーク発表  BellU検出器 A-RICH で用いるAerogelのgapサイズに対する性能評価

授賞式の様子
2015_b2js_photo_01 2015_b2js_photo_03








2016.03.17

第21回(2016年) 日本物理学会 論文賞を受賞しました。

日本物理学会において、本研究室が参加する OPERA実験グループ が論文賞を受賞しました。



授賞論文「Observation of tau neutrino appearance in the CNGS beam with the OPERA experiment」



掲載誌  Prog. Theor. Exp. Phys. 2014, 101C01 (2014)



外部リンク 日本物理学会 論文賞(2016年)







2016.03.17

30th Rencontres de Physique de la Vallee d'Aoste (La Thuile 2016) の発表

La Thuile 2016 にて、本研究室から以下の1名が発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2016年3月7日
    「Discovery of ντ Appearance and Recent Results from OPERA」

  2. 外部リンク La Thuile 2016







2016.03.17

22nd ICEPP Symposium の発表

22nd ICEPP Symposium にて、本研究室から以下の1名が発表しました。



  1. 登壇者:福田 努
    2016年2月29日
    「Neutrino Experiments with Nuclear Emulsion - OPERA & J-PARC T60-」

  2. 外部リンク 22nd ICEPP Symposium







2016.01.19

新学術領域「ニュートリノフロンティアの融合と進化」研究会2015の発表

新学術領域「ニュートリノフロンティアの融合と進化」研究会2015 にて、本研究室から以下の1名が発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年12月3日
    「Neutrino research program with Nuclear Emulsion - J-PARC T60 and future -」

  2. 外部リンク 新学術領域「ニュートリノフロンティアの融合と進化」研究会2015







2016.01.19

ISETS'15の発表

ISETS'15 にて、本研究室から以下の2名が口頭発表及びポスター発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年11月28日
    「The Experimental Project for Study of Neutrinos with Nuclear Emulsion at J-PARC」

  2. 登壇者:Hitoshi Oshima(ポスター発表)
    2015年11月28日
    「Study of neutrino-nucleus interactions with nuclear emulsion at J-PARC」

  3. 外部リンク ISETS'15







2016.01.19

画像関連学会連合会 第二回秋季合同大会の発表

画像関連学会連合会 第二回秋季合同大会にて、本研究室から以下の3名が発表しました。



  1. 登壇者:福田 努
    2015年11月20日
    「OPERAフィルムにおける荷電粒子の電離損失に対する応答」

  2. 登壇者:森元 祐介
    2015年11月20日
    「J-PARC における原子核乾板を用いたニュートリノ実験」

  3. 登壇者:水沢 萌
    2015年11月20日
    「OPERA実験におけるハドロンバックグラウンドの詳細解析」

  4. 外部リンク 画像関連学会連合会第二回秋季研究発表会







2015.10.29

神岡セミナーの発表

東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設にて、本研究室から以下の1名がセミナーを行いました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年10月27日
    「Experimental study of neutrino properties with modern nuclear emulsion technology - OPERA & J-PARC T60 -」

  2. 講演内容

    外部リンク 東京大学宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設







2015.10.29

The international workshop on future potential of high intensity proton accelerator for particle and nuclear physics (HINT2015) の発表

The international workshop on future potential of high intensity proton accelerator for particle and nuclear physics (HINT2015) にて、本研究室から以下の1名がポスター発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年10月13日
    「Study of neutrino-nucleus interactions with nuclear emulsion at J-PARC」

  2. 外部リンク HINT2015







2015.10.29

2015年日本物理学会秋季大会の発表

日本物理学会2015年秋季大会にて、本研究室から以下の4名が発表しました。



  1. 登壇者:松尾友和
    素粒子実験領域:9月25日 ニュートリノの物理
    「9. ニュートリノ振動実験OPERAにおける大角度飛跡解析」


  2. 登壇者:福田努
    素粒子実験領域:9月26日 飛跡検出器
    「8. J-PARC T60実験:J-PARCでの原子核乾板を用いたニュートリノビーム照射実験」


  3. 登壇者:森元祐介
    素粒子実験領域:9月26日 飛跡検出器
    「10. J-PARCにおける原子核乾板を用いた次期ニュートリノビーム照射実験の準備状況」


  4. 登壇者:大島仁
    宇宙線・宇宙物理領域:9月27日 高エネルギーガンマ線・高エネルギーニュートリノ
    「9. Ashra-1第4期観測に向けた準備状況」


  5. 外部リンク 日本物理学会 講演プログラム(領域別)






2015.8.17

Workshop for Neutrino Programs with facilities in Japan について

Workshop for Neutrino Programs with facilities in Japan にて、本研究室から以下の1名が発表しました。 なお、このワークショップのプログラム委員を、福田 努 研究員が務めています。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年8月5日
    「J-PARC T60: Emulsion based test experiment in Neutrino beamline at J-PARC」

  2. 外部リンク







2015.8.17

20th J-PARC PAC meeting について

20th J-PARC PAC meeting にて、本研究室から以下の1名が発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年7月16日
    「T60: Emulsion based test experiment in Neutrino beamline」

  2. 外部リンク







2015.6.30

The 1st International Conference on Advanced Imaging (ICAI2015) の発表

The 1st International Conference on Advanced Imaging (ICAI2015) にて、本研究室から以下の3名が発表しました。



  1. 登壇者:Tsutomu Fukuda
    2015年6月19日
    「Neutrino research program with Nuclear Emulsion at J-PARC」

  2. 発表者:Yusuke Morimoto
    2015年6月19日
    「Performance of T60 Nuclear Emulsion」

  3. 発表者:Tomokazu Matsuo
    2015年6月19日
    「Practical Performance of Fine Track Selector」

  4. 外部リンク The 1st International Conference on Advanced Imaging (ICAI2015)







2015.6.30

平成27年度 日本写真学会 小島裕研究奨励金の受賞

日本写真学会において、福田 努 研究員・松尾 友和 研究員が小島裕研究奨励金を受賞しました。受賞テーマは、「原子核乾板自動解析のための高精度自動飛跡認識装置の開発」です。









2015.6.16

5例目のタウニュートリノ反応検出について

2015年6月15日 グランサッソ研究所にて5例目のタウニュートリノ反応検出を発表しました。

検出した 5 例の事象をニュートリノ振動以外の既知の理由(背景事象)で説明できる確率は、1,000 万分の 1 しかなく、「ミューニュートリノからのタウニュートリノ出現の発見」を達成しました。

これにより、スーパーカミオカンデが観測したニュートリノ振動現象存在の立証に成功しました。

本研究室からは 福田 努 研究員が現地のセミナーに参加しています。