宇宙・素粒子について

ミクロとマクロの理解とその統一

物理学者ファインマンの言葉を借りれば、20世紀はアトミズム(原子主義)が開花し、 科学技術の粋を集めて高エネルギー物理学(素粒子物理学)が結実した世紀でした。 ここ10年間の成果を挙げると、ニュートリノ振動の兆候が観測され、20世紀最後の年に新しいCP対称性の破れが発見されて21世紀を迎えました。
素粒子物理学研究室では、宇宙のあらゆるものを構成している基本粒子が何であるか、 またそれらがどのような法則に従って相互に力を及ぼしあって、この世界が作られているかを解明する「素粒子物理学」の研究を行っています。
現在自然界で最も基本的な粒子(素粒子)は、陽子や中性子などを構成している6種類のクォークと、 電子やニュートリノなどのレプトンと呼ばれる粒子(同様に6種類)、そしてこれらの粒子の間の力を媒介する光子などのゲージ粒子と考えられています。 本研究室では、これらの基本粒子やその間に働くゲージ相互作用の特性を調べるために実験を行い、 その研究を進めています。
また、ガンマ線バーストと呼ばれる突発天体や高エネルギー粒子の発生を捕らえる実験も行っており、 ミクロとマクロの両面から深遠なる自然の謎に挑んでいます。