東邦大学

#2408 磁気物性学教室

磁気物性学教室はどんな研究室?

磁石(磁性体)はスピーカー、モーター、変圧器など、私たちの身の回りにある多くの製品に使われています。この研究室では様々な磁性体試料を合成し、その物理的性質を調べることで、新しい機能性(物理現象)の探索をしています。物質が潜在的に持つ機能性を引き出し、将来的には新しい磁性材料の開発へとつなげることが目標です。この研究室で学んだ専門知識を活かして、磁性材料を扱う会社(TDKなど)に就職する卒業生もいます。

磁気物性学教室の研究室

どのような研究をしていますか?

(Kさん、修士課程) 私はペロブスカイト型Mn酸化物という物質の研究を行なっています。この物質の興味深いところは、磁場をかけることにより、電気抵抗が大幅に変化する現象(超巨大磁気抵抗効果)を示すことです。そのため、この物質は新しい磁性材料として期待されています。日々、研究室の先生やメンバーと相談しながら、材料開発につながる良い結果が得られるよう研究に励んでいます!

(T さん) 2016年にノーベル賞を取ったトポロジカル物質の研究はその特徴的な性質から近年注目されており、さまざまな分野で応用が期待されています。中でも私はトポロジカル半金属と呼ばれる物質群を対象として、応用に向けた未知なる物性の解明と発見を目指して日々研究を行っています。

研究について

磁気物性学教室の魅力は?

(Kさん) 試料作りが中心の研究室なので、自分のアイデアを基に新しい磁性体材料の探索にチャレンジすることができるところが魅力です!

(T さん) トポロジカル系は比較的新しい研究分野なので、まだまだ分からないことだらけです。新しい発見が期待できる分野なので、宝探しの感覚で楽しく研究をしています。

研究室の様子を見せてください。

磁気物性学教室にある実験装置を紹介します。

研究室の様子

他の大学や研究機関と協力して、上記以外にも様々な研究を行っています。