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研究内容

出版論文

記者発表等

私たちの論文の一つが 2013 AJ Highlights Collection に選ばれました

「宇宙の蜃気楼」により裏付けられた加速膨張する宇宙(2012年4月10日)

レーザーガイド星補償光学での遠宇宙観測が本格始動 〜10倍になった視力で初めてみえた重力レンズ銀河〜(2011年7月6日)

主な研究(更新中!)

銀河速度パワースペクトルを測る

弱い重力レンズ場のバイスペクトルの共分散行列を調べる

ダークマターも含めた重力源の分布を知るもっともクリーンな方法は、重力レンズを用いることです。

SDSS銀河分布の三点相関を測り銀河バイアスの性質を探る

重力レンズクェーサーを探す SQLS

稲田直久さんと大栗真宗さんをPIとする、SDSSのクェーサーカタログから重力レンズクェーサーを探し出すプロジェクト "SQLS" に、2006年頃から参入しています。SDSSの最終カタログDR7相当の探査計画を完了し、世界最大の重力レンズクェーサーカタログを公開しました(Inada et al. 2012)。このカタログを用いて、(例えばダークエネルギーが原因で)宇宙の膨張が加速していることを示しました。

下の図は、私たちの重力レンズクェーサー候補から、すばる望遠鏡、ハワイ大学UH88を用いて一挙に8個見つけた図です。2枚の画像が組になった8つのパネルは、各々左側はレンズ2重像(AとB)とレンズ銀河の混ざったもの、右側はレンズ2重像を差し引いてレンズ銀河(G1)だけにしたものです(Kayo et al. 2010)。

こうして探し出した重力レンズクェーサーを用いてダークエネルギーの量を決めた論文(Oguri et al. 2012)は、The Astronomical Journal誌の2013 AJ Hightlights Collectionの一つとして選ばれ「宇宙の干し草山から針を見つけるような研究」と讃えられました。

銀河系ダストマップを正す

柏木俊哉さんらと共に、SFDマップの補正を目指しています。私たちは、SFDには背景銀河からの微弱な遠赤外線放射が混入しているのではないか、という仮説を詳細に検証しています。
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