6:50 虹出た。
      ↓
 8:45 hilo office到着
      ↓
 9:40 すばる望遠鏡へ向かう。
      ↓
10:40 オニヅカビジターセンター到着
      ↓
11:00 レクチャー&ランチ
      ↓
13:40 出発
      ↓
14:00 すばる到着(: ̄Д ̄)/(: ̄Д ̄)/(; ̄Д ̄)/
      ↓
14:17 Tさん高山病発病 酸素下さい。
      ↓
14:30 すばる見学
      ↓
17:00 下山
      ↓
20:00  dinner time! Sea side restaurant☆☆☆☆☆
      ↓
22:00 ホテル到着
3日目
11/9

なんと!午前6時頃!部屋から!()が見えちゃいましたー!!くっきりとしたきれいな虹で、皆大興奮!男性陣が大騒ぎしている中、女性陣、なんと誰一人として気づかず、のんびりと朝食タイムを満喫中(今日の朝食は各自でしたので)。ん〜残念。

その後8時半頃ロビーに集合。昨日はダウンしていたロドリゲスも登場!皆集まったところで、車に乗って、いざ国立天文台ハワイ観測所へ!今日はいよいよ、この研修旅行最大の目的である、すばる望遠鏡見学の日。今朝の虹の興奮も冷めやまぬなか、スバルオフィスに到着()。出迎えてくれたのは臼田さんご夫妻。

まずはハワイ観測所見学。臼田さんから、望遠鏡の構造やカセグリン焦点などについてのレクチャーを受け、スーパーコンピューターや、機器の微調整の練習室()(すばる望遠鏡は標高4000mを超える高山上にある為、高山病にかかりやすい。そのため、何回かここで機器の微調整を練習してから、高山上で本番に備えるらしい。)なども見学させてもらう。

そして記念写真もバッチリ撮って、さあいよいよ臼田さんご夫妻も一緒に車に乗ってすばる望遠鏡のあるマウナケアへ!(今日のドライバーは、長身の男性ニック!()昨日は長谷川さんによる日本語レクチャー、今日はニックによる英語レクチャー!植物にまつわる伝説の話やマウナケアに関する問題などを出している間に、マウナケアの中腹に到着。

中腹にあるオニズカビジターセンター()の中に入り、パネルを使っての臼田さんによるレクチャー()を受ける。そこでは、波長が違うと温度やエネルギーが変わってくることや、3大天文観測地(ハワイ、チリ、カナリア諸島)のこと、またすばる望遠鏡は世界最大の単一鏡8.2m)を持っており、8m鏡でシャープな画像を得るためには@滑らかな鏡面(裏3年、表を1年以上磨いたらしい!)A精度良い形(双曲面)B反射率の高い鏡面C精度良い追尾 が必要であるということ、そしてAOによる補正についてなど、たくさんのことを学んだ。レクチャーの途中にお弁当が配られたが、みんな臼田さんの話に真剣!勉強になりましたね☆

3時間ほど中腹で過ごし、体も慣れてきたところで、いよいよすばる望遠鏡に向けて出発!()標高4200mもあるため、いくらハワイでもさすがに寒い。皆上着を着て、ついにすばる望遠鏡建物内部へ!はじめは、管理室のようなところ()へ行ったが、そこでステファニーが体調不良を申告。顔色も悪いし、つらそうだった為酸素ボンベ車椅子()が用意された。無理しないようにね。他の皆は臼田さんから黄色いジャケットとヘルメットを渡してもらって、さぁ準備万端!()一同すばる望遠鏡内を見学することに。

大きな望遠鏡本体()や主焦点カメラなどさまざまな装置がたくさん。またハワイ時間の20061015日午前 7時過ぎにハワイ島北西部沖で発生したマグニチュード 6.7 の地震による機械の修復作業も真っ最中。()そしてなんと望遠鏡本体まで動かしてもらっちゃって一同大感激!!二度とできない貴重な体験をさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。

すばる望遠鏡内をぐるっと一周し再び管理室へ。ステファニーの体調も徐々に回復したところで、記録簿みたいなノートに、皆で名前と一言感想を記入()。そして臼田さんご夫妻は先に下山。つづいて我々もニックのもとに戻って下山。の途中に、高山植物の一種で絶滅の危機にあるシルバー・スウォード()を見に行くことに。絶滅危機種のため、柵が取り付けられていた。

数十分後スバルオフィスに到着。ニックとさよならをし、一同会議室みたいなところへ。さっき予約の取れた、Sea Side Restaurantの、予約時間までしばし休息をとることに。そこにSちゃんとR君登場☆レッツお絵かきタ〜イム。そこで臼田さんからすばる望遠鏡のポストカードをプレゼントしてもらい、皆感激!いい思い出に残ります。

予約時間まであと数分となったところで、臼田さん一家と一緒にSea Side Restaurantへ!()どうやらきちんとした店らしく、出てくる料理もなにか一味違うものだった()。皆でワイワイお腹いっぱい食べたところで、SちゃんとR君にそれぞれプレゼントを贈呈☆二人とも喜んでくれたようで一安心。

雨も降ってきたところで、臼田さん一家と店の前でさよならをして、一同ホテルへ帰ることに。女性陣はやっぱり即就寝☆男性陣も即就寝した模様☆ 

 早朝、ふと部屋の外を見てみると・・なんと海には()しかもマウナケアを真ん中にして虹が架かっており、この上ない最高の覚めでした。寝ていて見ることができなかった人、本当に残念っ!! 

今日は研修のメインとも言えるすばる望遠鏡施設見学の日。その前にまずヒロ市内にあるハワイ観測所オフィス()を訪問。僕たちはその中のすばる望遠鏡職員が働いているオフィスへ。そこで臼田夫婦と再会。巧美子さんによるオフィス内案内。すばる望遠鏡の縮小版模型()、すばる望遠鏡内のリアルタイムの映像を映し出すカメラ、訓練用に作られたカセグレン焦点部のコピー()、すばる望遠鏡を実際操作するためのコンピュータ()など、ここにはすばる望遠鏡に関するさまざまな情報や資料、装置があります。

 そして次はオニズカセンター()へ。標高2800m。まだ息切れやめまいは感じませんでした。ここでは臼田夫婦によるすばる望遠鏡の成立ちや観測成果についてのレクチャー()。すばる望遠鏡は星の形成や死、銀河の衝突など、多様な現象に満ち溢れているこの宇宙を科学的に調べるために工夫を凝らして作られた観測装置であることを知る。すばる望遠鏡の命ともいえる世界最大級の直径8.2mの単一境の利点は複眼鏡に比べて乱反射しにくいため画像をより綺麗に映し出せること(弱点は重く、複眼鏡のように替えがきかないこと)。滑らかに磨かれた鏡は、0.014ミクロンという誤差(関東平野の広さに対して紙一枚分の凹凸ていど)の鏡面精度でコンピュータ制御されていて、望遠鏡のあるドームは空気の乱れを少なくし星像の乱れを抑えるための風通しのよい形になっていること。頑丈な望遠鏡構造とリニアモーター駆動によって、超高精度の天体追尾等々。さすが世界最大級・最高級の望遠鏡であると改めて実感。また、臼田さんが関わっていた星周円盤が消失するメカニズムの研究の話。まだ記者発表をしていないレーザーガイドスターを使った、AO(波面補償光学装置によるファーストライトの画像を見せていただきました。

そしてメインであるばる望遠鏡施設見学)のため山頂(4200m)へ。オニズカセンターから山頂まではかなり勾配があり激しい道のり。途中にシルバー・スウォード(銀剣草)(というマウナケアを含め世界で三箇所にしか生息していない貴重な植物を発見。植物も標高が高くなるにつれ少なくなっていき、デッドゾーン(植物が生息不可能な高さ)を過ぎると植物が姿を消す。

山頂のすばる望遠鏡に到着。近くで見るすばるは大きく、特徴的な形をしていました。()すぐ隣にある双子のケック望遠鏡)も印象的でした。標高4200mということもあり一気に気温も下がり、酸素も地上の60%と薄くなり少し動いただけでも頭痛や息切れを感じました(ステファニーかなりつらそうでした・・)。一回目は高山に慣れてないとういのもあり正直かなりつらかったです・・。望遠鏡内を見学。望遠鏡内は外気との温度差の揺らぎを無くすため暖房はかかってないので、防寒着を着用()。下から見たすばる望遠鏡の単一鏡部分はまさに大迫力でした。また望遠鏡を動かしているところ(や一般見学では見ることのできない場所に入れさせてもらい、非常に貴重な経験をしました。



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