11月10日 byYoko
 朝が弱いので、集合時間ギリギリに起きる。実は6:00頃に一度目が覚めたのだが、その時に窓の外に朝日で真っ赤に輝くマウナケアの姿を見ることができた。しかも頂上にははっきりと望遠鏡の白いシルエットが見える。このナニロアホテル9階からの眺めは最高だ。

・朝食
 まずは、腹ごしらえに近くのKENSというお店に朝食を食べに行った。このお店では入り口で日本語のメニューを渡してくれた。多分、この辺は日本人観光客が多いのだろう。テーブルに着くと、隣に座っていたアメリカ人のおば様方がとても朝食とは思えない量の料理を食べていた。少し不安を感じつつ、自分たちも料理を頼む。案の定、量は多かったが、なんとか食べきる。

・South point
 いったんホテルに戻って準備をして早速出発。まずは、ハワイ島最南端かつアメリカの最南端(!)であるsouth pointへ。ここからは見渡す限り一面海を見ることができる。さすがハワイの海、青いっ!海の青と空の青とがとっても綺麗。しかし、風がものすごく強い。しかも、断崖絶壁な場所であったので、高い所が苦手な人は大変そうだった。近くに海に降りられる道があったので降りてみる。下で海を見るととても透き通っていてさらに綺麗だった。(写真はこちら

・昼食
 しばらく海を堪能した後、昼食を食べに行った。道の途中で小さな村があり、そこにあったバーのようなお店でご飯を食べた。店の中には猫が椅子の上に寝ていた。なんかアメリカっぽいなぁと思った。

・キラウェア
 昼食を食べ終えた後、次はキラウェアに向かった。キラウェアは未だに噴火しつづけている活火山である。まずはハレマウマウ火口へ。この火口はとても大きく、端のほうから黄色い煙が出ていた。しばらくいると、だんだんのどが痛くなってきてむせてしまった。注意書きを見ると、ここの噴煙は身体に害を及ぼす危険性があるそうだ。それからチェインオブクレーターズロードを通って、溶岩流によって道がふさがれてしまった地点まで車で行った。その先に溶岩が海に流れ込んでいる地点があるのだが、車では行くことができないので歩きで行くことになった。もう日暮れも近く、この後にハワイの自然についてのレクチャーが控えていたので、まだ左ハンドルに慣れていない北山先生の車は先にホテルに戻ることになった。そんなわけで半分に別れて行動することになったが、メンバーを見てみるとキラウェア組は女の子全員+男の子数人。さすが、女の子は強い。そのメンバーで先へ進んだ。途中でほんとに道の半分が溶岩に埋まっているところがあって…。残念ながら、結構距離があって溶岩が海に落ちることを見ることはできなかった。(写真はこちら

・レクチャー
 キラウェアからどたばたしながら帰ってくると、既にレクチャーをしてくださる長谷川さんが待っていた。とりあえず一息ついたあとレクチャーへ(写真はこちら)。最初はレクチャーなんていうから眠くなりそうな話なのかなぁと思っていたら、長谷川さんがすごく話がうまくて、内容もとても興味をそそるものでかなりおもしろかった。話の中で一番驚いたのはハワイの植物のほとんどが外来種であるということだった。ハワイといえば思い浮かべる、あのやしの木も実はハワイ固有のものではないそうだ。あと、聞いて驚いたのが、火山の噴火する場所が移動するという話だった。ハワイの山はそれぞれマグマが移動する道があって、その道の上から噴火がおこるそうだ。

・夕食
 レクチャーが終わった後、少し遅めの夕食をとった。場所は朝と同じKENS。夕食もやはり量が多かったが、慣れたせいか朝よりも食べられるようになった気がする。夕食を食べ終えて、各自それぞれの部屋に戻った。部屋の窓からはヒロの夜景が見られた。町の明かりはすべてオレンジの白熱灯の明かりだった。波の音を聞こえて南国気分を味わいながらその日は寝た。

戻る