観測所構内に入って、まず最初に登場したのが ミリ波干渉計 です。

ミリ波干渉計
                                         
  45m望遠鏡の手前にあるミリ波干渉計は、口径が10mの望遠鏡からなっています。このアンテナを全部で6台並べ、ケーブでつなぐことによって、最大で約 600m もの巨大アンテナと、同じ解像度が実現できるのです。このようにミリ波干渉計は、天体の細かい構造を詳しく調べるのに威力を発揮します。この装置の前で、干渉計の説明や、この装置で何を観測できるのか等を丁寧に説明して頂きました。参加者も話を聞くだけでなく、それぞれ熱心に質問をしていました。今回は特別に1つの望遠鏡の中や、干渉計から受信したデータを解析する建物の中も見させてもらえました。
           

 皆熱心に聞いています。

干渉計の中です。

解析室

 構内の一番奥にあるのが観測所の目玉,45m電波望遠鏡です。

                 
                  45m電波望遠鏡

 野辺山にある45m電波望遠鏡は、ミリ波の波長帯では現在も世界最大の望遠鏡です。何故45mも必要なのか。それは、大きな口径だと、天体からのかすかな電波信号を集める能力に優れているからです。ここでも45mについて、いろいろお話を聞かせて頂きました。そして、嬉しいことに、特別に45mアンテナの内部にも入らせて頂きました。
 たくさんの受信機が置かれている1階の部屋では、ベアーズ(25 BEam A rray Receiver System)などの最先端の受信機を拝見させて頂きました。25BEARSは、25点同時観測を実現した、野辺山天文台が誇る電波のカメラです。これがどんなにすごい事か。この受信機一台で、45m望遠鏡が25台あるのと同じ仕事ができると想像してください。とても貴重な体験が出来ました。
途中で
エレベーターが壊れて止まったことには焦りました。これもとても貴重な体験となりました。
     

25BEARS

解析室

アンテナ近く(高〜い!)


 観測をしている現場は見れませんでしたが、それに近い体験をすることができました。

  雨が降ったり止んだりと悪天候でしたが、とっても素敵な一日を過ごせました。お忙しい中、親切に説明をしてくださった、斉藤弘雄さん,澤田剛士さん、ありがとうございました。

制作者:東邦大学_宇宙素粒子研究室メンバー

 東邦大学理学部物理学科では、野辺山宇宙電波観測所の見学会を行なっています。
今年は6月9日(土)に行ってきました。参加者は総勢27人でした。
 当日はあいにくの雨でしたが、参加者全員、大変熱心に説明を聞いていました。
また、都会の慌しさをわすれ、高原の自然を満喫できました。

朝早いから皆眠そうです…。

牛いないの〜??

   一休み…

  うま〜い!!

見学会の様子とその他

野辺山宇宙電波観測所には45m電波望遠鏡、ミリ波干渉計、電波へリオグラフなどの観測装置があります。これらの観測装置は、可視光よりも波長の長い「ミリ波(波長1mm〜10mm」と呼ばれる電波を主に観測しています。
今年も観測所の方々に、現在使われている観測装置などの説明をして頂きました。それでは、見学会の様子を見ていきましょう。

行きのバス

朝7:15に学校に集合し、バスで野辺山へ出発しました。
バスの中では映画「アルマゲドン」を観ました。その中でハッブル宇宙望遠鏡が出てきて皆注目していました。この映画の選択は今回の見学会に合っていてよかったんではないでしょうか?皆満足してくれたみたいでよかったです。

野辺山宇宙電波観測所見学

清里高原(清泉寮)

映画が観終わる頃には八ヶ岳の清里高原に着いていました。その時には降っていた雨も上がってました。バスから降りた時はさすがに長野だけあって寒かったです。ここで、一旦昼食休憩。
ここの名物はソフトクリームで皆買って食べていました。でもがいなくて残念でした。
トップへ